アミタグループ2016年度決意表明

私たちアミタグループは、持続可能社会の実現を目指す「未来デザイン企業」として、自然資本と人間関係資本の増加に資する事業に取り組んでいます。 2016年は、2015~2017年にかけて実施するグループ業態改革における要の年となります。組織の機能強化および企業価値・提供価値の向上に向けた施策を確実に実行してまいります。

2015年度の振り返り

2015年度は、業績回復と更なる躍進をめざし、事業ドメインを「環境戦略デザイン事業」と「地域デザイン事業」の2つに再編成して、顧客に提供する環境価値の向上を目指しました。

しかし、台湾循環資源製造所の開所遅延や、姫路・蒲郡・川崎の各製造所における取扱量減少等の影響により、8月に大幅な下方修正を発表いたしました。株主様、取引先様をはじめ、関係各位に心よりお詫び申し上げますとともに、改めて、2015年度の年初に表明しました5つの主な施策に関し、この場で簡単にご報告申し上げます。
アミタグループ2015年度決意表明

1.「廃棄物管理ベストウェイ」サービス提供企業の拡大
2014年度にリリースした本サービスは、顧客ニーズに沿った支援内容が好評を得て、順調に進捗しております。2015年度の売上目標2,500万円に対し、5,000万円を超える実績となりました。

2.新たな地上資源(リサイクル製品)の開発・製造
数年来取り組んできた電気炉向けや高炉向けの新規リサイクル資源の開発が実現し、出荷が始まりました。2016年度は、さらなるユーザー開拓を推進してまいります。

3.台湾でのリサイクル工場稼働開始と、海外進出の本格化
当初2015年7月予定としていた台湾循環資源製造所の稼働開始が、各種行政許可の取得期間の長期化により、2016年第1四半期に延期となりました。この影響で、通期の売上高が112百万円減少いたしました。

4.リサイクルネットワークの拡大(信越~南東北エリアへの進出)
アミタのリサイクル技術を活用した新たなパートナーズ工場、アミタ地上資源製造パートナーズ 富士運輸(株)再生資源工場が7月に新潟市にて稼働を開始しております。

5. 南三陸、パラオ等での地域内資源循環モデルの構築推進
2015年10月、宮城県南三陸町にて、バイオガス施設「南三陸BIO」が稼働を開始いたしました。同施設には、地域内資源循環システムの導入を目指すパラオ共和国の視察団も訪れています。さらに同町における森林認証の取得、養殖場認証の審査実施など、地域全体の自然資本活用と地域内資源循環モデルの構築が進んでいます。

2016年度の取り組み

2016年度は、業態改革の中心年度として、組織の機能強化と企業価値・提供価値の向上に資する下記の取り組みを主に進めてまいります。

1.組織の機能強化
2016年1月1日付けで、子会社の経営体制を変更いたしました。役員変更の詳細はこちらをご覧ください。このたびの役員人事は、①既存事業のスタイルをシフトするとともに、イノベーティブな新規事業開発に強い布陣を敷くこと ②新しい時代を切り拓く次世代の経営者と若手役職者を育成すること、を主な目的としています。組織改編の詳細はこちらをご覧ください。

2.環境戦略デザイン事業の体系化
企業のサステナブル経営に向けたビジョンの可視化・環境戦略の立案・ソリューション設計・オペレーション実施までをワンストップで実施する新サービスを開発、提供いたします。また、100%リサイクルサービスの営業スタイルを「発生品(廃棄物)の集荷」から「リサイクル資源の原料調達機能」へとシフトするとともに、製販一体型の組織に改変し新たな資源ユーザーの開拓とその原料調達に注力することで、処理業界のコスト競争に巻き込まれることなく、価値ある資源の製造と提供に邁進いたします。

3.海外事業の確実な進捗
台湾循環資源製造所の早期稼働と安定運用を海外事業の最重要ミッションと捉え、現地行政・自治体関係者・取引先等との交渉を進め、さらに現場作業員の技術・安全・遵法教育等に取り組みます。また、2016年度中の建設を目指すマレーシア循環資源製造所(仮称)についても、現地パートナー企業との連携体制を強化し、着実に計画を進めてまいります。

4.地域デザイン事業の確立
昨年開所したバイオガス施設「南三陸BIO」の安定稼働に取り組むとともに、本事業に関する知見・経験を活かし、小規模なパッケージ型バイオガス設備を核とした汎用型循環システムの確立に取り組みます。さらに、バイオガス施設から発生する液肥を利用した環境共生型農業の推進・未利用の森林資源の利活用・環境認証等を活用した自然資本の持続的活用など、地域全体の価値を向上させる包括的な資源循環システムの早期確立を目指し、関係省庁や自治体との連携をよりいっそう深め、国内外での水平展開に取り組んでまいります。

アミタグループは、これからも新しい社会価値の創造に挑戦し続けます。2016年も、何卒ご支援を賜りますよう、グループ一同、心よりお願い申し上げます。
アミタホールディングス(株)代表取締役熊野の年初のご挨拶はこちらをご覧ください。

【お問い合わせ】
アミタホールディングス株式会社 経営戦略グループ 共感資本チーム  担当:藤本・前田
電話:075-277-0795(直通)  /  メール: press@amita-net.co.jp
ファックス: 075-255-4527   / URL: http://www.amita-hd.co.jp/

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