(株)アミタ持続可能経済研究所が、宮城県加美町のバイオマス産業都市構想策定支援業務を受託

リリース

このたび、(株)アミタ持続可能経済研究所(以下、アミタ持続研)は、宮城県加美郡加美町から「加美町バイオマス産業都市構想策定支援業務」(以下本業務)の事業実施者に2月3日付けで選定されました。今後同町にて、地域概要調査、バイオマス利用調査、事業化プロジェクト提案、プロジェクト会議支援などの業務を実施し、バイオマス産業都市構想の策定を支援します。受託金額は297万円(税込)で、事業実施期間は平成28年(2016年)2月10日より平成28年5月31日までです。

加美町の目指すまちづくりとアミタ持続研の実施業務


加美町では地域資源を活用した循環型社会の構築、再生可能エネルギー導入によるエネルギーの自給体制の構築、地元木材の積極的活用などを図った「善意と資源とお金が循環する、人と自然にやさしいまち」を目指しています。

このたび、バイオマス産業を軸とした環境にやさしく災害に強いまちづくりを推進するため、バイオマス産業都市構想を策定する方針が決定され、その支援業務として本業務をアミタ持続研が受託しました。

本業務でアミタ持続研は、同町の地域特性やバイオマス利活用の現状を踏まえ、町内のバイオマス資源を活用した原料生産から運搬・製造・利用までの一貫システムとなる事業提案や、町全体の包括的な取り組みとなる実施体制検討など下記業務を行い、地域包括的な東北地方の内陸部モデルとなるバイオマス産業都市構想の策定を目指します。

本業務における実施予定業務一覧
社会的・地理的・経済的特色など地域の概要に関する調査町内のバイオマス利用の現状と課題の調査分析
バイオマス資源活用の事業化プロジェクト提案事業化プロジェクトによる地域波及効果の分析
構想具体化に向けた実施体制の提案構想の進捗評価・見直しなどフォローアップ方法の提案
加美町バイオマス産業都市構想案・概要版の作成バイオマス産業都市構想策定検討プロジェクト会議等の支援

参考情報

加美町の概要

加美町は、宮城県の北西部に位置し、東西に約32km、南北に約28km、面積は約461平方キロメートルあり、県内でも有数の面積を有しています。地形としては西部、北部、南部が山岳、丘陵地となっています。人口は約2.5万人、約8,000世帯が暮らしています。(2015年末時点)

バイオマス産業都市とは

バイオマスの原料収集から製造・利用までの経済性が確保された一貫システムを構築し、地域の特色を軸とした環境にやさしく災害に強いまちづくりを目指す地域のことです。現在国では、平成30年までに約100 地域(各都道府県に2 地区程度)のバイオマス産業都市の構築を目指し、関係府省が共同で地域を選定して支援する予定です。関係府省とは、内閣府、総務省、文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省、環境省を指します。

アミタグループの地域支援実績

南三陸町での取り組み

宮城県南三陸町にて、2012年に一般廃棄物などの資源循環プラン立案・実証実験、木質資源活用のための実証実験を実施し、南三陸町バイオマス産業都市構想の一環として2015年10月よりバイオガス施設「南三陸BIO」を運営しています。

ベトナム ハイフォン市 カットバ島 / パラオ での動き

アミタ持続研は環境省の委託業務である「平成27年度我が国循環産業海外展開事業化促進業務」で、パラオ およびベトナム ハイフォン市 カットバ島において島まるごと資源循環モデル事業の実現にむけた調査を実施しています。

アミタグループの地域デザイン事業

これまでに全国60カ所以上において地域支援事業を実施してきました。アミタグループは森、里、海の「もったいない」を活用した企画立案から実行、効果測定、持続可能なしくみづくりまで、真の地域再生につながるようなトータルプロデュース事業を提案・実践しています。
【アミタホールディングス(株):資本金474,920,000円(東証JASDAQ市場上場:2195)】

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