アミタHD、九州工業大学にて社会連携講座「Web3 Lab」を共同開講
―サーキュラーエコノミー分野へのブロックチェーン技術応用を推進―

amitaLGMark_Red_[L].jpg chaintope_logo.jpg haw_logo_2019_06.png 九工大ロゴマーク.png

アミタホールディングス株式会社(以下、アミタ)は、2023年6月15日より、国立大学法人九州工業大学(以下、九工大)にて、株式会社chaintope(以下、chaintope)、株式会社ハウインターナショナル(以下、HAW)とともにサーキュラーエコノミー×ブロックチェーンをテーマとした社会連携講座※「Web3 Lab」を開講します。

本取り組みを通じて、人的資本・社会関係資本の増加につながる次世代人財育成と、事業開発に寄与するブロックチェーン技術の知見・ノウハウの獲得を目指します。

※社会連携講座とは、大学が民間や研究機関など外部組織との連携により、専門分野に関する研究を通して人材育成を活性化させる取り組み

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<左よりchaintope CEO 正田英樹、アミタホールディングス 取締役 岡田健一、九州工業大学 学長 三谷康範、同学 理事・副学長・理事 中藤良久、ハウインターナショナル 社長 田中貴規>

1.本講座開講の目的

このたびの社会連携講座は、アミタが掲げる2030年ビジョン「ひと・自然・もの・情報すべてがつながるエコシステム社会」の実現に向けた戦略の一環として位置づけています。主な目的は以下の2点です。

  1. サーキュラーエコノミー×ブロックチェーンを融合した視点を持つ次世代人財育成・関係構築
  2. 2030年ビジョン実現に向けたブロックチェーン技術の活用に関する知見・ノウハウの獲得

昨今、様々な分野におけるデジタル技術の応用は進んでいる一方で、日本のIT人材不足の課題は深刻です。経産省によれば、2030年までに最大79万人のIT人材が不足すると試算されています。ブロックチェーンをはじめとするデジタル技術を駆使したイノベーションを起こせる人材の需要は高まっており、アミタにとっても価値源泉となる次世代のデジタル人財確保は事業戦略として急務と考えています。

アミタは2030年ビジョンにおいて、全国に展開する互助共助コミュニティ型資源回収ステーション「MEGURU STATION®」を通して人々の行動情報や資源情報を集め、そのビッグデータを分析することで地域における需要予測を行い、無駄な生産・廃棄のない循環型社会の構築を標榜しています。この情報活用のカギとなるのが、情報取引における秘密性を保持できるブロックチェーン技術です。

今回の社会連携講座では、サーキュラーエコノミー(循環経済)×ブロックチェーンをテーマに、社会イノベーションを起こすためのデジタル技術を開発・活用できる人財の育成を目指します。また、chaintopeやHAWの高い専門性を有する企業との連携を通じ、アミタの事業開発に必要なブロックチェーン技術の知見・ノウハウの獲得を目指します。

2.社会連携講座「Web3 Lab」の概要

web3.png九工大は近年、IT人材育成に力を入れており、産学連携にも積極的に取り組んでいます。また本講座を実施する飯塚キャンパスがある福岡県飯塚市はブロックチェーン推進を宣言しています。本講座は、同市に本社を置くchaintopeとHAWが有するブロックチェーンの知見と、アミタの専門領域であるサーキュラーエコノミー分野の知見を融合し、新たなイノベーションの創出方法を学生とともに模索します。
<写真:講義内容説明会の様子>

アミタは、2030ビジョンで提唱している「エコシステム社会概論」と、産官学民連携で推進している「サーキュラーエコノミー領域におけるブロックチェーン技術の社会実装」に関する講義を実施予定です。

受講生はサーキュラーエコノミーを軸としたビジネスプランを作成し、2024年1月に成果発表を行います。また、社会課題の解決に取り組む人材育成の観点から、自ら目的を定め、行動できるような人間学の学びを月1回程度実施し、九工大の建学の精神である「技術に堪能なる士君子」の養成を後押しします。

【講座概要】

対象 飯塚キャンパス所属の学生のうち、受講を希望する者(サーキュラーエコノミーやブロックチェーンに関心のある学生など)
開講時期 2023年6月~20241月(全17回 発表会含む)各回/90分間講義
曜日 毎週木曜日6限目(18:00-19:30) ※対面実施
場所 九州工業大学 飯塚キャンパス(福岡県飯塚市川津680-4

3.本講座への期待

アミタホールディングス(株)取締役 兼 CSO 岡田健一

Web3は非常にスピード感のある領域であり、多くの企業経営に影響を及ぼしています。まだない社会づくりに挑む我々にとって、新しいものに抵抗なく触れてみることができるデジタル人財とのネットワークを持つことは、新たな社会イノベーションを起こす近道だと考えています。講座を通して、構想や価値観を次世代人財と共有し、エコシステム社会を創る仲間を増やすことや、サーキュラーエコノミー分野への応用可能性を検討し、新たな知見やアイデアを獲得することによって、MEGURU STATION®の展開およびサーキュラープラットフォームの構築に活かします。

国立大学法人九州工業大学 学長 三谷康範

九州工業大学では、情報工学部を擁する飯塚キャンパスを中心に、ブロックチェーン基礎技術にかかる人材育成や研究、更には社会実装に向けての実証等を産学連携で進めてまいりました。新たに設置される本講座を通じて、これらの取り組みが加速され、世界中の課題を解決し、社会的価値を生み出すことのできる技術と教養を携えたブロックチェーンエンジニアが輩出されることを大いに期待しております。

(株)chaintope 代表取締役CEO 正田英樹

Web3の時代が到来する中、基盤技術であるブロックチェーンのエンジニアが不足しています。私共としては、世界に伍するブロックチェーンエンジニアを育成し、共に日本から世界に向けて新たな社会モデルの発信に挑戦して行きます。技術的な力だけでなく、真に社会に貢献しうる人物としての学びも共に進めたいと期待しております。

(株)ハウインターナショナル 代表取締役社長 田中貴規

社会インフラとしてのWebサービスには秩序が必要です。誤った情報はすみやかに訂正され、自身の知られたくない情報の配信を遮断し、見たくないコンテンツは隠されるべきです。本講座を通じて、暗号技術や分散化技術を人々の暮らしを守る安全装置として役立て、SNSの負の側面を上書きし欠陥を補う仕掛けや、地球環境と調和の取れた行動を楽しむ仕掛けについて、一緒に考えていきたく思います。

<広報・取材に関するお問い合わせについて>
アミタホールディングス株式会社 広報担当:古城・駒井

TEL:075-277-0795 / メール:press@amita-net.co.jp

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