未来デザイン
アミタの
未来デザイン
いのちの尊厳を、守る
世界は今、新たな秩序を求めています。
それは
作れば作るほど、売れば売るほど、
働けば働くほど、生きれば生きるほど、
自然資本と人間関係資本が増加する持続可能社会。
私たちは、人と自然の豊かな関係性こそが
最大の価値となるような
“いのちをコストにしない未来”をデザインします。

CVO
MESSAGE

関係性が増幅する
エコシステム社会を目指して
アミタホールディングス株式会社
代表取締役会長兼CVO 熊野英介
アミタグループは2021年に従来の企業向け事業と地域向け事業を統合し、社会そのものを顧客と捉える「社会デザイン事業」を開始しました。そして昨年2022年、アミタグループの2030年ビジョン「エコシステム社会構想2030」を発表。我々にとって、エコシステム経営元年ともいえる年となりました。
エコシステム社会とは、自然界における生態系に倣った社会の在り方です。気候変動や資源枯渇といった環境制約が年々厳しくなり、さらに精神的飢餓ともいえる孤独問題が広がる現代社会において、ポストSDGsの答えは「エコシステム社会」「エコシステム経営」であると、我々は確信しています。アミタグループは、全ステークホルダーとともに、発展すればするほど自然や関係性の豊かさが増幅する、持続可能なエコシステム型の社会構築に挑戦し続けます。

「凡人集めて非凡をなす」
エコシステムに倣った
有機的な組織で変化を起こす
今世界は、大きな転換期を迎えています。例えるならば地球の内的エネルギーにより生じる地殻変動のような、大規模なルールチェンジが同時多発的に起きており、これまでの成功体験や常識が通じない新たな時代が到来していることを、日々、ひしひしと感じています。
この地殻変動的な変化の渦中にあって、企業が新たな価値を創出し続けるには、自己革新が必要です。
これまで地球は、何度も大変革を繰り返し、そのたびに生物は自らを周囲の環境に適応させてきました。そして、多様な形態を持った多細胞動物が爆発的に出現したカンブリア爆発の時に、内骨格を持った我々の先祖が生まれました。
同様に、この大変革の時代に企業は、表面を殻で覆う外骨格型な組織、つまり社会から閉じた閉鎖系の組織ではなく、自らのなかに内骨格を持ち、コアコンピタンスはその内側で守りつつ、外部との境界は薄い皮膚一枚とする、より自由な組織を構成すべきです。アミタグループは、この内骨格型の組織で外部との豊かな関係性を紡ぐことで、時代の変化にステークホルダーと共に適応することを決断しました。
アミタが目指すのは、自己組織化するリゾーム型の有機的な組織です。自己組織化とは、個別の個体が、全体を俯瞰する能力を持たないのに関わらず、個々の自律的な振る舞いの結果として、秩序を持つ大きな構造を作り出す現象のことで、これはまさに自然そのもの、エコシステムの有り様です。リゾームはフランス語で「根茎」を意味し、ステークホルダーがまるで根っこのようにネットワーク的につながり、想いや智慧を交換し合いながら、価値創造を目指す組織形態をいいます。

意志ある
仲間とともに
「理想の未来」の実現へ
アミタグループは「豊かな関係性が価値となる持続可能社会の実現」というミッションを絶対的な約束としたうえで、社員一人ひとりの自発的かつ自立的な行動を重視、促進します。そのため、個人評価の廃止、分社による機動力の向上、週32時間就労制度(実質週休3日相当)の導入、ボランティアなどの社会活動に対する支援プログラムなど、この数年で大規模な組織変革を進めています。人は本能的に安定を求めますので、変化を不安に感じる声もありましたが、今、確実に社員の意識が変わってきていることを実感しています。
そして、リゾーム(根っこ)でつながる多くのステークホルダーとの共創の仕組化も飛躍的に進んでいます。合弁会社や子会社の新規設立や、製造・金融・ICTといった異業種企業との相次ぐ事業連携をはじめ、本年度は複数の大学とのコラボレーションも形になります。信頼できるひと・モノ・資金・情報という経営資源がネットワーク上で集まり、自動増幅する仕組みが徐々に形づくり始めています。
すべては、ミッション実現のために。ミッションのため自ら変容し続ける、意思ある仲間とともに、AMITAは必ずやこの時代を、今を生きる人々、そしてこれから生まれてくる子どもたちにとっての「理想の世紀」に変えてみせます。
豊かな自然と豊かな関係性、そしてあらゆるいのちの尊厳を守る理想社会の実現に向けた挑戦に、本年もぜひみなさまのお力をお貸しください。
道心の中に
衣食あり
弊社グループ代表 熊野英介の
メッセージを動画・テキストで
お送りします。