アミタサーキュラー(株)、情報編纂力で資源循環を支える拠点「ZEROⅠ」を姫路で始動(7/9)― AI・DXを駆使した、サプライチェーンのサステナビリティ変革を支える中核拠点―
アミタサーキュラー株式会社(以下、アミタサーキュラー)は、2026年7月9日(木)、姫路循環資源製造所内(兵庫県姫路市)にスマートファクトリー「ZEROⅠ(ゼロワン)」を新設し、操業を開始しました。ZEROⅠは、サプライチェーン全体の変革を支える事業モデル「サーキュラー3.0」の中核拠点です。
生成AI等で進化したアミタ独自の「情報編纂力」と、最新設備による「資源製造機能」を融合し、サステナビリティ情報を伴う高付加価値な「循環資源※1」を創出することで、サーキュラー3.0の社会実装を加速します。
また、同日に開所式および見学会を開催し、サプライチェーンに関わる企業・関係機関など約50名が参加しました。ZEROⅠが担う役割や、業種を越えた連携によって資源循環を推進していく重要性について認識を深める機会となりました。
※1 廃棄物を原材料にしたリサイクル資源

<スマートファクトリー「ZEROⅠ」>
1.ZEROⅠが必要とされる社会背景
日本の製造業は長く、海外からの資源調達に依存してきました。しかし近年は、輸出規制などの地政学リスクや、円安・資源価格の高騰、資源の偏在・枯渇により「必要な資源を必要な時に安定して調達する」こと自体が難しくなっています。さらに、Scope3への対応や人手不足など、企業を取り巻く環境も大きく変化しています。こうした中で、社会全体で資源を循環・最適活用できる社会インフラの構築が強く求められています。
2.アミタの強み
アミタサーキュラーは45年以上にわたり、発生品※2(廃棄物)の組成・性状や需要・供給などの多様なデータ、資源循環に関する知見、そして300を超える再資源化事業者ネットワークを基盤に、多種多様な発生品を再資源化してきました。これを実現しているコアコンピタンスが、情報を統合・分析し、最適な資源循環を設計するアミタ独自の「情報編纂力」です。現在、これらをAI・DXでさらに高度化させ、サーキュラー3.0の社会実装を進めています。今回操業を開始したZEROⅠは、その中核拠点です。
※2アミタは廃棄物を地上の資源ととらえ、廃棄物ではなく「発生品」と呼んでいます
<サーキュラー3.0 全体像>
3.ZEROⅠの特長
ZEROⅠは、生成AI等で高度化した独自の「情報編纂力」と最新の製造設備を融合したスマートファクトリーです。発生品・サーキュラー技術・産業構造・サステナビリティ指標等のデータに基づき資源化プロセス全体を最適化・自動化することで、サステナビリティ情報を伴う高付加価値な循環資源を創出し、サプライチェーン全体で資源が循環する仕組みを実現します。
「情報編纂力」を活かしたデータ基盤・ソフトウェア
- 自動制御システム【稼働中/一部機能は順次拡張】
入荷・製造・保管・出荷までの一連の工程をオートメーション化することで、循環資源の品質を安定的に担保。資源製造中もカメラ映像からAIが原料の状態を解析し、含水率などを自動制御します。 - サーキュラーチャットボット【2027年にかけて段階的に実装】
アミタが保有する発生品・資源・技術・産業構造等に関するデータベースをもとに、AIが最適な資源化フローや新規資源の開発プランを導出し、お客様への提案に活かします。また、複数の発生品を組み合わせた最適な調合レシピも自動生成します。 - 入出荷予約システム【2027年にかけて段階的に実装】
発生品情報や運搬状況、需要情報を一元管理し、入出荷に関する調整業務の効率化・最適化を実現します。

<自動制御システムの管理ルーム>
難処理物まで受け入れる製造設備
- 保管区画を従来の約5倍に拡大するとともに、高含水物・硬質固形物に対応する設備を導入。これにより、これまで処理が難しかった発生品も受け入れ、顧客ニーズに応じた多品種のカスタマイズ製造が可能になります。

<原料・製品貯蔵ヤード>
4.ZEROⅠがもたらす変化
ZEROⅠの稼働により、発生品や需要・供給に関する情報と資源製造機能が連動し、サプライチェーン全体を見据えた資源循環の設計が可能になります。
これにより、資源ユーザー企業は、価格だけでなく供給安定性や再生材比率、GHG排出量、ネイチャーポジティブへの影響などのサステナビリティ情報も踏まえて資源を選べるようになり、調達は「買う」ことから「戦略的な調達」へと変わります。また、排出事業者にとっては、これまで処理が難しかった発生品も資源として活用しやすくなり、コスト削減や資源化に加え、CO2削減やネイチャーポジティブへの貢献といった非財務価値の創出にもつながります。
情報と資源が最適に結びつくことで、資源循環を「廃棄物を処理する仕組み」から、社会全体で資源を循環・最適活用するインフラへと進化させることを目指します。
5.開所式・見学会
ZEROⅠの操業開始に合わせて開所式及び見学会を開催しました。当日は、排出事業者や循環資源ユーザー企業、関係機関など、サプライチェーンに関わる約50名が出席し、通常は立ち入ることのできない製造ラインや設備を見学しました。
出席者からは、「ZEROⅠを通じて新たな価値が生まれることを期待している」、「工場の自動化と安全性向上、無人運転を支える計画に参画でき、社員一同大きな誇り」といった声が寄せられ、ZEROⅠを起点とした新たな資源循環への期待が高まる機会となりました。

<開所式の様子>
6.今後の展開と目指す社会
ZEROⅠの操業開始は、ゴールではなく、産業のあり方そのものを変えていく起点です。今後は、「サーキュラーチャットボット」「入出荷予約システム」「自動制御システム」の実装を2027年に向けて段階的に進め、製造工程の完全自動化・無人化を実現。これを基盤に、一社や一つの業界にとどまらず、調達から製造、物流、再資源化までを一つの流れとしてつなぐ仕組みへと発展させていきます。
その先に見据えるのは、アミタグループが掲げる、人・自然・もの・情報が有機的につながり、無駄なく循環する「エコシステム社会」の実現です。ZEROⅠを起点に、多様な主体とともに資源循環の社会インフラを広げ、持続可能なものづくりと社会の実現に貢献していきます。
▶ 設備・機能や受け入れ可能な発生品の詳細は、特設ページをご覧ください。
あわせて、アミタの資源循環の構想を描いたコンセプトムービーも公開しています。
【特設ページ】https://www.amita-net.co.jp/business/zero-1/
【コンセプトムービー】https://vimeo.com/1207558018
7.関連リリース・お知らせ
2025.02.28
アミタHD、姫路循環資源製造所内に次世代型工場の新設を決定
~製造工程の完全自動化で製品価値向上と無人化を果たし、サービスの高度化を目指す~
<本件に関するお問い合わせ先>
アミタサーキュラー株式会社 広報担当:藤岡・駒井
TEL:075-277-0795
メール:press@amita-net.co.jp
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