未来デザイン

アミタの
未来デザイン

いのちの尊厳を、守る

世界は今、新たな秩序を求めています。
それは
作れば作るほど、売れば売るほど、
働けば働くほど、生きれば生きるほど、
自然資本と人間関係資本が増加する持続可能社会。
私たちは、人と自然の豊かな関係性こそが
最大の価値となるような
“いのちをコストにしない未来”をデザインします。

アミタの未来デザインビジョン図式

CVO
MESSAGE

代表取締役会長兼CVO 熊野英介イメージ

動き出せ、希望。
つながれ、誇り。

アミタホールディングス株式会社
代表取締役会長兼CVO 熊野英介

経営とは何か。
それは、誇りをかけた【約束】です。

2026年6月23日、上場20周年を迎えるこの日、すべてのステークホルダーの皆さまへ心からの感謝を申し上げるとともに、アミタグループは宣言します。

私たちの存在価値は、「生命システムの尊厳を守る」ことです。
人も自然も、すべての生命が、その尊厳を持って存在し続けられる社会を創る。それがアミタグループの使命です。

これは、額に入れて掲げるだけの企業理念ではありません。事業として実装し、結果として証明すべき"約束"です。その約束を果たすために、まず問い直さなければならないことがあります。

私たちはいま、どんな社会を生きているのか?

本来、生態系の中に「社会」があり、社会の中に「人生」があり、人生の中に「暮らし」があり、暮らしの中に「経済」がある。経済とは『経世済民』の略語であり、「世を経(おさ)め、民の苦しみを済(すく)うこと」です。経済はあくまで豊かな暮らしを支える手段であり、それ自体が目的ではなかったはずです。

しかし戦後の日本では、自身や家族のために懸命に豊かさを追い求めた結果、いつしかその順序を逆転させ、「豊かな経済のための社会」、「社会のための人生」という誤作動に陥っていきました。

そしてこの逆転構造は、人に対して見えない消費期限を与えました。規格に沿う能力があれば価値があり、そうでなければ居場所を失う。競争や分断が進み、不安と孤独が社会に満ちていきました。

その果てに何が起きたか。日本では2000年以降、若者の死因トップは自殺です。25年間にわたり、それが続いています。さらには、その多くが、死を選んだ理由さえ誰にも気づかれないまま、自らの尊い命を絶っているのです。

豊かだといわれるこの社会で、私たちはどれだけ無関心になったのでしょうか。
若者が希望を持てないこの国で、真に持続可能な未来を築けるのでしょうか。

知ってしまった以上、私は決して見て見ぬふりはできません。それがアミタグループの経営を担う者としての、偽らざる気持ちです。

断言します。
人間は、孤独になるために生まれたのではありません。

孤独を生む社会は健全ではなく、設計ミスです。
私たちは、革新します。
不安で支配する経済と政治を。分断を前提とした社会構造を。

そして創ります。
希望をエネルギーに駆動する社会を。

アミタグループが目指す未来は明確です。
自然の営みが、不完全な命どうしの支え合いで調和を保つように、私たち一人ひとりも、不完全で足りない部分があるからこそ、つながり合う。その一人ひとりの営みが、つながりのネットワークを生み、ネットワークが健全な経済を育て、経済が、豊かな社会を支えていく。

生命は、経済のためのコスト(経費)ではありません。価値を創造する資本です。
だからこそ私たちは、以下を経営判断の絶対条件としています。

・自然資本と人間関係資本を増やす事業のみを行うこと
・生命システムの尊厳を損なう事業は、どれほどの利益を生むとしても決して行わないこと

これは理念ではなく、約束です。

もう時間は残されていません。2030年までに社会システムを書き換えられなければ、生態系の損傷は、人間の手では取り返せない領域に入ります。
もはや、小さな善意では足りず、部分最適の改善では意味を成しません。

いま必要なのは、社会OSそのものの書き換えです。

かつての産業革命は地下資源を掘り起こし、工業社会を成立させました。しかし同時に、地球の限界=プラネタリーバウンダリーを破壊しました。
では、次なる価値の源泉とは何でしょうか。

それは地下資源でも宇宙空間でもなく、私たち一人ひとりの"心"です。

誰かのために行動したいという意志。地域を良くしたいという思い。つながりたいという願い。まだ誰も経済的な価値に変えていない、この"心の動き"こそが、次の時代の資源であり、それを掘り起こす産業が、私たちの提唱する「Mindustry(マインダストリー;心産業)」です。

ここで、ひとつの問いに答えておきます。
目に見えない「心」は、なぜ価値になるのか。

すべては、誰かの小さな意志から始まります。誰かのために動きたい。この街をよくしたい。その意志こそが、あらゆる価値の源です。

しかし、意志は、それだけでは価値になりません。意志は、目の前の課題にぶつかって、はじめて形を持つ。ごみ、孤立、高齢化——「やっかいな問題」とされてきた社会の課題は、見方を変えれば、意志を価値に変えるための"材料"なのです。

問題は、意志と課題が出会っても、そのままでは多くがすれ違い、消えていくこと。その間に立ち、意志を確かな価値へと変える仕組み。それが、アミタグループです。

例えば、ごみの分別。一見ただの手間ですが、その行為には、地域や環境を思う人々の意志が宿っています。アミタグループは各地で、この「資源出し」を入り口にした地域の拠点を展開しています。

資源を持って立ち寄ったその一歩が、人と出会うきっかけになる。ひとりだった人に居場所が生まれ、孤立がほどけ、ものも気持ちも地域をめぐり始める。やっかいな問題だったはずのごみが、人をつなぎ、地域の経済までも動かす起点に変わるのです。

ここに、希望があります。意志は、尽きることがありません。そして、課題が大きいほど、そこから取り出せる価値も大きくなる。社会の痛みが深い場所こそ、最大の価値が眠る場所なのです。

こうして「Mindustry(心産業)」が実装されるとき、社会には連鎖が起こります。
生活が変われば、商品が変わる。
商品が変われば、企業が変わる。
企業が変われば、産業が変わる。
産業が変われば、社会が変わる。
社会が変われば、価値が変わる。
価値が変われば、生活が変わる。

この循環が回り始めたとき、人と自然、地域と経済がともに再生し続ける「エコシステム社会」が実現します。人は、誰かとのつながりの中で、はじめて自分の役割を見いだします。希望でつながり直したその網目の中に、たしかな居場所と役割を取り戻したとき、人の心に芽生えるもの。それが「誇り」です。

それが、社会イノベーションです。思想ではなく、ビジネスモデルです。
だからこそ、言い切ります。

"思想から実装へ"
準備は整いました。あとは、実行するだけです。

上場20年、すべてのステークホルダーの皆さまとともに歩んできたからこそ、今日この宣言ができます。2030年まで残り5年。ここからが、本番です。

〈最終宣言〉
アミタグループは宣言します。
人類の恒久平和と地球環境問題の同時解決のため、社会OSを書き換える新たな産業革命として、Mindustry(心産業)を実装します。

動き出せ、希望。 つながれ、誇り。
アミタグループは約束を、果たします。

2026年6月23日
代表取締役会長 兼 CVO 熊野 英介



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